2020.03.26 「煽動行為」を名目に 鄭麗琼・中西区議会議長逮捕
刑法第200条「国家反逆罪(Treason)」の「煽動行為(act with seditious intention)」を行ったとして、香港警察は今日の深夜、中西区議会議長鄭麗琼(民主党所属)を逮捕し、警察署に連行した。
捜査当局の情報によれば、何者かがSNSサービス「フェイスブック」において、警察官の写真や名前、警察官番号、駐在先などの個人情報が含まれている投稿を転載した。その後、何者かが問題の投稿を削除したが、本日深夜1時頃、香港警察サイバーセキュリティ及びテクノロジー犯罪調査科の刑事が新界南西部葵涌麗瑤邨にある鄭麗琼の自宅に1時間ほど家宅捜索を行った末に鄭麗琼を逮捕し、警察署に連行した。
同じく民主党所属、かつ同じく中西区区議も務める許智峯・立法会議員は深夜2時頃、葵涌警察署に着き、事態把握を努めた。許智峯は弁護士の話として、警察当局が「風評被害煽動罪」の容疑で鄭麗琼を逮捕したことを明らかにした。許智峯は、警察が早朝になるまで供述調書の作成に取り組むことはないとの考えを示した。その間、鄭麗琼は代表弁護士以外の人と面会できないとのこと。
許智峯によると、今回警察の逮捕は、鄭麗琼が以前にソーシャルメディアに投稿した内容に関連している。また、普段はあまり引用されることのない条例を理由に逮捕を踏み切るのは、鄭麗琼の区議会議長としての地位や政治的な姿勢に対する、警察当局の「言論弾圧」だと考えられる。許智峯は、警察が個人的な復讐のために公権力を利用し、市民を濫りに拘束し、無差別に公訴を提起することを憤りを感じ、当局の行動を非難した上、今後は弁護団とともに鄭麗琼を支援すると述べた。
鄭麗琼が逮捕される前日、彼女とともに新型コロナウイルス感染症に関する座談会に出席、市民に感染予防対策を説明した無所属の張文龍・葵青区議会副議長は、大きな危険に直面している現在において、警察の逮捕は権力乱用のみならず、感染拡大の防止に向けて心を一つにし、力を合わせる市民を撹乱することにもなると述べた。
参考情報(繁体字中国語):
頭條日報 - 中西區區議會主席鄭麗琼深夜被捕 涉fb轉載警員起底資料
蘋果日報 - 【抗暴之戰】中西區區議會主席鄭麗琼被捕 涉「煽動意圖」 黨友:警方公報私仇濫捕濫告
立場新聞 - 被指轉發警員起底資料「煽動意圖」 中西區議會主席鄭麗琼遭警深夜上門拘捕
